スマホ活用アドバイザーの増田氏は「シニア世代こそテクノロジーを使うべき」と主張する。老後を充実させるためにもっと活用したい機能とアプリを一挙紹介!
スマホを操作するシニアの人々
写真=iStock.com/Pornpak Khunatorn
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老いない人、ボケない人の共通点

一人暮らしの高齢者にとって、いちばん頼りになるものは何でしょうか。私は今の時代なら何といっても「スマホ」だと思います。

シニアになると、どうしても人に「やってもらうこと」が増えてきます。特にスマホやインターネットに関することは若い人に任せっぱなしだという人も多いでしょう。しかし、シニアでも学びさえすれば、たいていのことは自分でできるようになるのです。それどころか、自分が慣れれば詳しくない人に操作方法を教えてあげることもできる。自分の知識を伝えるだけで、人に感謝され、自分が人に必要とされていると実感できます。この気持ちが人を若くさせるのだと思います。

スマホが使えれば社会との交流もできるし、好きなこと、興味のあることとの接点も増える。老眼やもの忘れ、脚力の低下など、衰えがちな身体の機能を補ってくれるものでもあります。

たとえば「今日は腰が痛い」「大雪だ」「インフルエンザが流行中」というときでも、LINE(ライン)ビデオ通話などを使えば外出せずに遠方の集まりに顔を出すことができます。また熱中症になりそうな猛暑日でも、スマホでネットスーパーに注文すれば玄関先まで食料を配達してくれます。さらにスマホは災害時に電話、テレビ、ラジオ、懐中電灯、地図などを兼ね備えた文字通りの「命綱」。スマホを使いこなせるシニアは無敵なのです。

私の教室の生徒さんは60代から90代までのシニアが中心です。基本的な操作を覚えるだけではなく、スマホを使って楽しく作品づくりもしています。新年のご挨拶動画をつくったり、AIで絵を描いたりしてそれを家族や友人に見せ、「おじいちゃん、すごいね」「こんなことできるんですか」と驚かれています。それがうれしくて、さらにやる気が出るようです。スマホを使っている人はボケない、老いない。これが1万5000人以上のシニアにスマホを教えてきた私の実感です。