「こどもフジロック」ウェブサイトより。

「こどもフジロック」は子連れの参加者の体験談、便利なおすすめグッズ紹介、人気ロックミュージシャンへの父親視点からの話など、さまざまな記事が掲載されている。メインライターをつとめる早乙女’dorami’ゆうこ氏はフジロック第1回に参加し、現在は3歳になる長男を毎年会場に連れて行くという筋金入りの「フジロッカー」だ。

「私はフジロックを大人の遊び場だと思っていたので、独身時代は子連れ参加者のことを否定的に見ていた部分がありました。でも、自分が体験して初めてわかるフジロックの別の良さがたくさんあるんです。子どもの新たな能力や一面を知ることができたり、自分が親として試されたりすることも山ほどある。また、年齢が1歳違うだけで、準備もまったく違ってくる。例えばレインウエアなどのフェス用の装備をそろえても、子供の場合は翌年にはサイズアウトしてしまうんです。考えてみたら当たり前の話ですけど、そういった部分も最初は気が付かなかった」(早乙女氏)

「折りたたみイスを頭に乗せないで」

これまでに子供に関する大きな事故やトラブルは主催者側に報告されていないものの、小さな問題点は多い。

「歩きタバコは言語道断ですが、今一番問題になっているのは、『ヘリノックス』タイプの折りたたみイスです。メーカー側が『雨よけになる』と謳っているので、折りたたまずに、そのままひっくり返して頭上に乗せながら歩く人がいるんですが、そうすると脚が子供の目を突いてしまう恐れがある。この数年、それを辞めてもらうように、こどもフジロックでもメッセージを発信していますが、なかなか減りません。こればかりは情報を発信し続けるしかない。けして『子連れを優遇してほしい』と言いたいのではなくて、『皆で楽しく乗り切ろう!』というスタンスでやっていきたいんです。その中で『すでに危険なことだとわかっていることは皆でやめよう』という話なんですよ」(早乙女氏)