監督とプロデューサーのぶつかりあい

その過程では、クリエイティブにこだわる監督と、ビジネス面の責任を負うプロデューサーらとのぶつかりあいが、大小や激しさは別にして、日常的に起きる。そのなかで上映時間は重要な要素のひとつだ。

そうしたなか、コロナ禍を経て、配信視聴の一般化など過渡期を迎えている映画業界において、クリエイターの意志を優先する作品主義への流れが製作会社などに生まれている。

「ある程度の尺の映像表現を必要とするクリエイター側の主張をプロデューサーらが尊重し、一丸になって作品性を高めていく製作姿勢が増えているのではないか。映画のベースになる脚本自体が長くなることが増えたとも聞いている」(大高氏)