日本で唯一「七つの海」全部の展示がある

葛西臨海水族園「東京の海・世界の海」

泉がガキの頃から通い詰め、今でも日本で一番好きな水族館。それこそがこの葛西臨海水族園だ。

葛西臨海水族園、2015(平成27)年12月19日、東京都江戸川区
写真=Koutaro Makioka/a.collectionRF/アマナイメージズ/共同通信イメージズ
葛西臨海水族園、2015(平成27)年12月19日、東京都江戸川区

ここの魅力は、すさまじいグローカルの二面性にあると思っている。まず、この水族館、日本で唯一“七つの海”全部の展示があるのだ。先述のアクアマリンふくしまにもまして、全世界にスタッフを派遣し、大西洋やインド洋はもちろん、北極海や南極海の生物まで集める徹底っぷり。そうかと思うと、東京の海専門のエリアもあり、東京湾から島嶼とうしょ部まで地域密着の展示も満載だ……というか、そもそも、東京都は小笠原諸島も含むから、実は北海道や沖縄県以上に広域なんだけどね。

巨大ドーナツ型水槽のクロマグロはすごい

そして何よりも、「大洋の航海者」エリアにある、巨大ドーナツ型水槽のクロマグロ! 豊洲の東京都中央卸売市場の主役といえば、やはり本マグロと呼ばれるクロマグロであり、東京の魚としてもなじみが深い。しかしこのマグロ、泳ぎ続けなければ呼吸が止まるし、水質変化にも刺激にも弱い繊細な魚でもある。2200トンのドーナツ型水槽の中を群れで泳ぐクロマグロは、丸々かつピッカピカで大迫力だ。さらに、ハンマーヘッドシャークと呼ばれるアカシュモクザメ。ダイバーがこぞって見に行くような人気のサメも、この水族館では威風堂々とお目見えだ。さらに、ペンギンだけでなく、レアなエトピリカやウミガラスもいる。