だからこそ「安全」にこだわり続ける
菅原やトヨタの現場にいる作業者がつねに考えていることとは「安全」だ。ユーザーの安全、働く人間たちの安全。安全が何よりも優先する。リードタイムを縮めて、早く顧客の手元へクルマを供給することも、もちろんだけれど、それよりも安全にかかわるような故障が起こらないクルマをつくることが何よりも優先する。
自動車会社の責務とはなんといっても安全だ。安全をなおざりにしてクルマの性能を上げるなど、仕事の生産性を向上させようとはほんの少しも考えていない。自動車会社で働く人たちはユーザーの命を預かっている。「クルマはスマホになった」と簡単に書く人がいるけれど、どれだけクルマが発達、進化しても、本義は人を乗せて走っていることにある。何よりも大切なのは安全だ。トヨタでクルマをつくっている人たちが叩き込まれているのは「安全」なのである。
