今週は、なかなか値下がりしないコメの流通実態を解説する記事がランキング1位に。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹が、備蓄米を放出しても値段が下がらない背景を「農水省が米価を下げないカラクリを巧妙に用意している」と看破しています。成蹊大学客員教授の高橋暁子さんは、社会問題化する「メルカリ転売」の実態をリポート。企業が頭を悩ませる中、任天堂が発表した「Nintendo Switch2」の巧妙な転売対策を解説しています。ノンフィクションライターの窪田順生さんが考える、「コスパ最悪」のスタバがいつも超満席の理由とは?今週配信した記事の中から、編集部のおすすめ記事を3本お届けします。
備蓄米が消えていく…「コメの値段は下がらない」備蓄米の9割を"国内屈指の利益団体"に流す農水省の愚策
政府が既に放出した21万トンに加え、4月、5月に10万トンずつ放出すれば、40万トンの不足は解消される。消費者が購入するコメの値段は1年前の2000円程度まで下がるはずである。しかし、既に21万トン放出したのにコメの値段は逆に上昇している。備蓄米を追加放出してもコメの値段は下がりそうにない。それは、農水省の備蓄米放出に米価を下げないカラクリが巧妙に用意されているからだ…続きはこちら
任天堂がついに最高の「転売ヤー撃退策」を編み出した…企業を悩ませる「メルカリ転売」の酷すぎる有り様
フリマアプリ「メルカリ」では、コメの転売が目立つ。もともと農家の方が出品することもあり、出品自体は原則OKだ。しかし、値上がりと品薄によって高額転売が増え、外国人による出品なのだろうか、「タシヒカリ」という日本人には馴染みのないコメが3袋6万円で売れるという不思議な現象も起きるようになった。現在も、コシヒカリやあきたこまち、つや姫など…続きはこちら
「スタバにいる自分」に酔えるからではない…「コスパ最悪」のスタバがいつも超行列・超満席である納得の理由
1店舗当たりの売上高は1億6200万円で、23年比で105.4%。つまり、外食チェーンに多い「とにかくバンバン新規に店をオープンさせていく」という強引な成長スタイルではなく、「既存店もこれまで以上に稼げるようさせていく」という健全な成長スタイルなのだ。さて、そこで気になるのは「喫茶店」が閑古鳥でバタバタと倒れていくなかで、なぜスタバには客が殺到しているのかということだろう。そこで…続きはこちら