要領がいい人は決断を減らす仕組みを作る
ビジネスの世界でも、このような状態のときに、重要な意思決定が絡んでくると、正常な判断ができなくなります。
そこで日常の決断を減らすことで、重要な決断に集中するためのエネルギーを温存するのです。そのために、日々の業務をできるだけルーティンワーク化し、決断回数を減らすことが有効なのです。
私も「決断疲れ」を防ぐために、決断を減らす仕組みづくりをしています。
前述したセミナーの用意だけではなく、会社で行うルーティンワークも同様にA4用紙に書き出し、その都度コピーをして使っています。
1.スケジュール確認 2.株価動向 3.メールチェック 4.入出金明細確認……など、ルーティンワークが増えれば書き足して、不要になれば削除しています。
決断を減らす仕組みを作ることも要領がいい人の習慣なのです。
(イラストレーション=末吉喜美)