2023年に100歳を迎え、その年の8月に「最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定された堀野智子さん。『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)の中で紹介する健康長寿の秘訣とは――。
湯船に張った湯に手を入れている
写真=iStock.com/golfcphoto
※写真はイメージです

3度のご飯の量は決まって150グラム

洗顔・お化粧をすませたら、朝ご飯にします。

たいていは、前の晩に用意したものの残りを食べます。

家族が多かったので、1人暮らしになってからも、煮物なんかをけっこうな量でつくってしまうんです。

だから、前の晩につくったものを、次の日の朝と昼にも食べることになります。

食事は朝が8時半前後、昼が12時、夜は6時半にとるようにしています。

3回連続で同じおかずになることも多いですが、気になりません。戦中・戦後の食べ物のない時代を知っているので、食べられるだけありがたいと思ってしまいます。前の晩の残りがないときは、妹が送ってくれるたらこやゴマをまぶしたコイワシなんかを食べます。

たらこは冷凍で送られてきたものを解凍して、冷蔵庫に常備しています。コイワシは密閉したポリ袋に入っているのを、そのままお湯で温めて食べます。

おかずが和風なので、それに合わせて主食は白米にしています。もともとパンはさほど好みません。食べる量も決まっていて150グラム。もう量らなくても、茶わんによそった感じでわかります。

みそ汁は欠かしません。娘がよく小松菜を送ってくれるので、小松菜のみそ汁が多いですね。それとダイコンやネギ、豆腐もよく入れます。妹や娘たちが送ってくれたインスタントみそ汁ですませることもあります。

食事の合間に飲むのは青汁と牛乳

漬物は、たくあんがいちばん好きです。ご飯のときは、必ずたくあんを添えます。

堀野智子『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)
堀野智子『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)

こんな感じなので、朝と昼の食事のしたくは、5分くらいですんでしまいます。夕食のおかずをつくるときは、もう少し時間がかかりますが、手の込んだものをつくるわけではないので負担には感じません。

食事と食事の合間には、なるべく青汁と牛乳を飲むようにしています。そこに「体にいいかな?」と思ってポーラの「キレイの酵素」というのを入れています。

朝食が終わったら昼食までの間、編み物をするんです。

編み物は私にとって大きな楽しみ。これは4つ目の長寿の秘訣ひけつ「日々の楽しみを持つ」という好きでたまらないものです。