「今日の言葉」を達成できたか

⑥ 終わりの言葉
THEオトウサンノヒミツキチ・Kei『A4・1枚ですべての仕事を可視化する 爆速ノート術』(日本実業出版社)
THEオトウサンノヒミツキチ・Kei『A4・1枚ですべての仕事を可視化する 爆速ノート術』(日本実業出版社)

さて1日の仕事が終わったら、上で紹介した「今日の言葉」の右側に「終わりの言葉」を書きます。

たとえば、「今日の言葉」が「今日はニコニコしてすごす」であれば、それができたかどうかでもいいですし、その日の気持ちでもかまいません。

「終わりの言葉」の例をいくつかあげておきます。

・今日は売上予算を達成した!
・スタッフ5人に「ありがとう」と言えた
・予定通りにタスクをすべて完了できた
・SNSに3件の新規投稿ができた!
・新しい顧客との会議がうまくいった
・10kmの早朝ランニングを実行できた
・重要なプレゼンを無事に終えられた
・新しいレシピで夕食を作ったら、家族に好評だった
・早起きして、朝の30分を有効に使えた

これらの例は毎日の成果や、前向きな出来事を振り返るのに役立ち、翌日への動機づけにもつながります。具体的な数字や成果をあげることで、自己評価をより明確にし、達成感を感じやすくなります。

【図表7】Look Back! 1日を振り返ろう
一番上の右に「終わりの言葉」を書く[出所=『A4・1枚ですべての仕事を可視化する 爆速ノート術』(日本実業出版社)p55]

その日の仕事を自己採点する

「終わりの言葉」を書き終えたら、その日の仕事を自己採点します。100点満点中何点だったのか?

基本的には、80点以上をキープするように心がけてみてください。どうしても人間は失敗するものなので、なかなか100点は取れないと思います。ベストでなくてもよいので、日々ベターを目指す姿勢が大切です。

解説した方法を習慣化していただくことで、仕事が爆速化します。ぜひ取り組んでみてください。

なお、この方法は、始業前にやるよりも、前日の夜に「今日の仕事」の欄など、書けるところを書いておくと、さらに効果を発揮します。

Check!
1日の仕事を終える際には、「終わりの言葉」を書き、その日の成果を振り返る
自己採点を行ない、日々の成長を意識しながら、仕事の爆速化を図る
この方法を習慣化することで、効率的な仕事の進め方が身につく
【図表8】終わりの言葉
THEオトウサンノヒミツキチ・Kei
表現家/ワークショップデザイナー/まなびDRIPS代表

「モノ・コト通じて学ぶ魅力を発信するメディアTHE オトウサンノヒミツキチ」を2022年後半よりYouTubeにてスタート。現在チャンネル登録者数が6万5000名を超える。また音声メディアVoicyパーソナリティとして日々、仕事への向き合い方を発信中。2024年5月「誰でも簡単にゲーム感覚でビジネススキルが身に付くオンラインコミュニティBizque」を立ち上げ、幅広い世代に「仕事の楽しみ方」を伝える活動もしている。