他人との争いごとを好まない傾向
そもそもZ世代の気質的な特徴としては、あまり相手と波風を立てない、立てたくない、という傾向があります。
私は「ディグラム診断(https://digram-shindan.com/)」という性格診断ツールを開発し、自己分析やコミュニケーション、ビジネスなどに役立てていますが、Z世代を分析すると、ほかの世代と比べても自己主張が少なめであるという結果が出ます。
「ディグラム診断」では、人間の自我を以下の5つの指標に分類し、そのバランスで性格タイプを診断しています。
①親の言うことをよく聞く子ども(AC:Adapted Child)
②元気な子ども(FC:Free Child)
③合理的な大人(A:Adult)
④母のような優しさ(NP:Nurturing Parent)
⑤父のような厳しさ(CP:Critical Parent)
②元気な子ども(FC:Free Child)
③合理的な大人(A:Adult)
④母のような優しさ(NP:Nurturing Parent)
⑤父のような厳しさ(CP:Critical Parent)
Z世代の場合は、これらの5つの指針がどれも同じくらいで平均的で、どれかが突出するようなことがあまりないケースが多いのです。
押しの強い人にはつい引いてしまう…
このように、5つの指標がどれも突出することなく平均的な波形を、ディグラム診断では「ライン型II」「ライン型III」と分類していますが、この型の人たちは、あまり人との争いごとを好みません。
たとえば、圧がものすごく強い人が来ると、一気に引いてしまうようなところがあるのもこの世代の特徴です。
しかし、そんなZ世代にも、Z世代が生んだ“モンスター”のような影響力の強い存在が1000人に1人ぐらいの割合で存在します。いわゆる「インフルエンサー」と呼ばれる人たちです。