ふらんす亭が突然黒字になったわけ

郊外のロードサイド沿いの撤退店舗を居抜きで再生するエムグラントフードサービスの勢いが止まらない。この4月には、業績悪化で年間2億円の赤字を垂れ流し続けたレストランチェーン「ふらんす亭」の再建を請け負い、たった3カ月で単月黒字化を達成した。まさに魔法のようだ。

社長の井戸実は「ふらんす亭の店舗スタッフがどんな動きをしているかをジッと観察していると、午後の暇な時間に、アルバイトに接客を任せて、店長はパソコンをカチャカチャやっていたんです。あ、これなら簡単に再建できると思いましたね」と話す。

(岡本 凛=撮影)
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