受験シーズンが到来し、子どものために奔走している親も多いことだろう。期待通りの結果にならなかったとき、親は通っていた塾の先生にどのように接するのがよいのだろうか。話し方コンサルタントの阿隅和美さんは「ご縁がなかったときも、お礼を伝えてけじめをつけておきましょう」という――。
勉強している子供の手
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小受・中受を支えてくれた先生だけど…

受験シーズン到来、受験生を持つ親は、正直仕事も手につかないほど気が休まらない日々を送っているのではないでしょうか。小学校や中学校受験は、親が塾選びや学校選びに深く関わることが多いので、親と塾やお教室の先生との関係性も密になるご家庭が多いようです。先生には勉強の指導と共に、精神面で支えてもらったり励ましてもらったりと、親子共々お世話になることも多々あるでしょう。

無事、志望校に合格した暁には、これまでの努力が報われたと感慨もひとしおで、お世話になった先生に、真っ先にお礼を伝えたいという気持ちが自然と湧き上がることでしょう。一方、問題なのはご縁がなかった場合です。残念ながらお受験の結果が期待通りではなかったとき、塾の先生へのお礼のあいさつは、どうすればいいのでしょうか。