どうやって公平な休息を手に入れるか

マイケルは忙しい弁護士事務所で働く弁護士です。仕事をスタートさせてから18カ月間は、週に7日働いていました。私は専業主婦で2人の子どもを育てていました。

私たちはそれぞれが、休息を必要としていましたし、家がしっかりと機能し、2人が休むことができるようにしなければなりませんでした。

そこで、私たちが考え出したのがこれです。まず、休息とは何かについて具体的に説明させてください。

①休息とは楽しいものです。気晴らしができるアクティビティを自分が選ぶことができます。テレビを見たり、絵を描いたり(昼寝でもいいけど)、リラックスできるものであることが大事。あるいはハイキングやショッピングといったアクティブな活動もいいでしょう。休息とはケアタスクを1人で行うことではありません。

食料品の買い出し、ヘアカット、シャワーを浴びることは休息ではありません。

②休息は充電です。何を充電するのかは人それぞれで、多くの種類の休息があります。私の友達はスピンクラス(サイクリングのトレーニング)に行き運動することで心が空っぽになり、精神的な充電ができると言っていました。これは彼女にとって精神的な休息となっているわけです。私自身は、エクササイズは肉体的にも精神的にも休息にはならないと思っています。

1人で好きな番組をずっと見ていることが、最もリラックスできると感じる場合もあるでしょう。私自身は仲の良い友達と子どものいないランチ会で、楽しくて刺激的な話をして充電し、社会的関係性の中で安らぎを得ることができます。

「待機」は「休息」ではない

③休息とは時間の自主性を含みます。ケアタスクは、誰もが休息しつつ、家の中が機能する時間を確保できるように分担するべきです。

子どもがいるパートナーシップの場合、休息時間はより構造化されると言っていいでしょう。「誰かがあなたの不在をカバーする」ことなく、自分がやることを決め、行うための、確保された時間というイメージかもしれません。片方が気まぐれに行動をし、その人のパートナーが子どもの面倒を見るだろうと予測する一方、パートナーが午後に外出したいがために、相手に対して3週間前に1日のスケジュール表を渡さなくてはいけない状況は、公平な休息とはいえません。誰にでも、1週間のうちに自主的な時間を持つ機会が与えられるべきなのです。

④休息はオンコール(待機状態)ではありません。土曜日にテレビを見ようとしているのに、子どもがリビングルームで遊んでおり、お菓子が欲しいとねだられ、10分おきに喧嘩の審判をしなければならないなんて状況は、休息ではありません。