(2) Invite Diverse People:多様性を確保して人集め
第1回の招待ゲストは、ワークライフバランス実践の先進企業の社長を始めとし、暗闇のエンターテイメント「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」の関係者、クリエイティブクラスの日本最大のコミュニティを運営するgreenz.jpの発行人など、多彩なメンバーにお集まりいただき、「新しいつながり=コンタクティビティ」に関するあらゆる兆しを集めました。
(3) Produce Hospitality:非日常経験を演出
「コンタクティビティ」という耳慣れないコンセプトワードについて、その最先端の兆しを集めようというセッションは、立て付けとしてはちょっと強引だったかもしれません。その理解の溝を埋めるために、全員で一つの輪になり、「コンタクティビティと言って思いつくもの」を挙げながらボールをパスするアイスブレイク(実際はボールではなく、アイコンタクトでボールをパスする真似をするゲーム)からスタートしました。ゲストの皆さんもリラックスし、「何でも言っていいんだ」という雰囲気がここでできあがりました。
(4) Facilitate Dialogue:主体性を引き出す運営
この日は、ゲスト同士の創発をねらいたいと考えていましたので、パネルディスカッションになってしまわないように、注意を払いました。主催企業から大勢のオブザーバが来ていたにもかかわらず、ゲストの皆さんにはホワイトボードの方に向かって円弧になって座っていただき、ゲスト間での「対話のムード」を演出しました。
そしてもう一つの重要な演出として、ゲストの発した言葉をすべて、ファシリテーションチームがポストイットに即座に書き、ホワイトボードに貼っていきました。ゲストの皆さんは対話に没頭することができ、その一方で、着々とアウトプットが生まれていく気分を味わい、益々対話は盛り上がっていきました。
休憩時間には、多くの招待ゲストの皆さんがホワイトボードに近づき、自分たちの発言の流れを追いながら、「ここから何が生まれるのだろうか」という対話を楽しみました。