「山本長官であれば、どう判断されるだろうか。そう問いかけながら、これまで経営課題に取り組んできた」と語る金川千尋氏が経営者に必要な資質と山本五十六の魅力を語る。
経営者が必要な資質をすべて備えたリーダー
私の執務室には山本五十六長官本人が揮毫した、「遠州洋上作」と題した雄大な漢詩の掛け軸が飾られています。
信越化学工業 会長 金川千尋 かながわ・ちひろ●1926年、朝鮮・大邱市生まれ。50年、東京大学法学部卒業後、極東物産(現三井物産)入社。62年、信越化学工業入社。78年、塩化ビニル事業の子会社、米国シンテック社長に就任。90年、兼務で信越化学工業代表取締役社長に就任。2010年、代表取締役会長就任。その間、08年3月期決算で13期連続で最高益を更新。11年、シンテックの経営をまとめた論文により東京大学大学院工学系研究科より博士(学術)の学位を授与される。
「夜 艨艟に駕して遠州を過ぎ 満天の明月 思い悠々たり 何れの時にかよく 平生の志を遂げ 一躍雄飛せん 五大洲」(夜、軍艦に乗って遠州灘を通れば、空には明月が皓々と輝き、思いは広がる。いつか、日ごろの念願を果たし、世界へ雄飛したいものだ)。昭和16(1941)年12月8日の開戦の翌年春に書かれたものです。
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