2021年分から確定申告が簡素化

これまで、確定申告で控除を受ける際に必要になる「寄付金受領証明書」は、寄付ごとに自治体から発行されていました。ということは、寄付をすればするほど、郵送されてくる寄付金受領証明書が増えてしまっていたわけです。

2021年分からは、国税庁長官が指定した「特定事業者」が発行する「寄附金控除に関する証明書」を添付すればいいことになりました。

国税庁長官が指定した特定事業者は、2021年9月15日時点で次のとおりです。

国税庁長官が指定した特定事業者(令和3年9月15日現在)

上記のポータルサイトでふるさと納税を行うと、「寄附金控除に関する証明書」を発行してくれます。これを確定申告の書類に記載し、寄附金控除に関する証明書を1枚添えて提出すれば確定申告完了です。

なお、複数サイトで寄付した場合は、そのサイトの数だけ「寄附金控除に関する証明書」が必要ですので、ご注意ください。

ふるさと納税のおすすめ返礼品はコレで決まり!

ふるさと納税の返礼品は実にさまざまあります。

ふるさと納税サイトでは、返礼品の内容や寄付金額などで、寄付先を検索できます。人気のふるさと納税サイトは、「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「さとふる」などです。

ふるさと納税の返礼品の中にはブランド肉や豪華な魚介類などもあり、とても人気です。しかし、「生活費を節約する」という観点でふるさと納税を考えると、高級食材はおすすめしません。ふるさと納税がなかったら買わなかったものをもらうのでは、実質ムダ遣いと同じだからです。

楽しみとして少しだけもらう分にはまだいいかもしれませんが、全額を高級食材に回すのはやめましょう。

ふるさと納税の返礼品のおすすめは、日持ちする食品や日用品です。たとえば、10kgで4000円前後するお米を1回、ふるさと納税でもらえば、単純に4000円の節約になります。

おすすめは「日用品」「日持ちする食品」
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画像=頼藤太希『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)より