また、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、洗剤などをもらえば、数カ月は買わずに済む量が届きます。それだけ、節約に役立つというわけです。
高級食材でも日持ちする食品・日用品でも、寄付する金額が同じならば節税できる金額も同じです。ですから、ふるさと納税は節約に活かしましょう。
ふるさと納税をさらにお得にするには「クレカ決済」が必須
クレジットカードでふるさと納税をするときは、専門のふるさと納税サイトが便利です。多くのサイトでは、クレジットカードでの支払いに対応しているので、手続きもかんたんです。さらに、条件を満たすと、もらえるポイントが増えるサイトもあります。
たとえば「楽天ふるさと納税」の還元率は通常1%ですが、楽天グループのサービスを利用したり、特定のポイントアップの日に寄付金を支払ったりすることで、もらえるポイントが2%、3%……と増えます。
また、楽天ポイントはたまったポイントをふるさと納税の支払いに使うことができるので、使えるポイントが多ければ、自己負担分はその分少なくて済みます。仮に1万円を寄付する際、1万円分を楽天ポイントで支払っても、1万円の現金で寄付したのと全く同じ扱いになります。
さらに、ふるさと納税で支払った代金は、所得税還付・翌年の住民税が減税されますので、1万円の寄付の場合、自己負担2000円を引いて、8000円が節税できます。楽天ポイントを使うことでも節税ができるので、楽天のサービスで支出をまとめる“楽天経済圏”を活用している人は、是非とも利用したいところです。
Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用 新NISA対応改訂版』(宝島社)など書籍100冊、著書累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(@yorifujitaiki)