35歳サラリーマンの自分資産は1億円以上

<strong>楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元</strong>●1958年、北海道生まれ。東大経済学部卒業。2005年から現職。著書は『超簡単 お金の運用術』など。
楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元●1958年、北海道生まれ。東大経済学部卒業。2005年から現職。著書は『超簡単 お金の運用術』など。

個人が資産運用を考えるとき、「損を取り返そう」という気持ちは持たないほうがいい。古来、大損は起こってしまった損を取り返そうとして無理をして発生します。損は過去のことであり、今後を考えるうえでの材料にはなりません。

発想のうえで大事なのは、401kの運用を「老後資金」だとか、「長期運用」だとか、他の資産と特別に区別しないことです。株や預金など、401k以外の資産を含めた自分の全資産の中で現金や株、債券の持つべき割合を決め、次にどの部分を401kに割り当てるか、と考えるべきです。