思考次第で人生は変えられる

人生は、恐ろしくシンプルな原則でできています。

人生 = 思考 + 行動

なにを考えて、なにを行動に移すか。その結果があなたの人生を、未来をつくります。

これから10分間、ダラッとヒマつぶしの動画を見るか、それとも社会のために自分にできることはなにかないかと考えるか、それだけで人生は大きく変わるはずです。この積み重ねがあなたの未来です。

毎日、から揚げ大盛りの店に食べに行っていたら、未来はデブになります。「から揚げが食べたい」→「から揚げを食べに行く」。デブも思考と行動の積み重ねの結果なのです。

思考と行動がつくるものは、未来だけではありません。性格もそのひとつです。

松岡修造さんは、もともと消極的な性格だった

僕はこれまで松岡修造さんの本を4冊担当させてもらいました。松岡さんといえば、日本一熱い男。天気すら左右するといわれるほどです! そして、超ポジティブな人でもあります。

でも、松岡さんはもともと消極的な性格だったそうです(詳しくは『松岡修造の人生を強く生きる83の言葉』を読んでみてください!)。

ポジティブな性格は、松岡さんが思考してきたことの「積み重ね」でできたものだったのです。

これからの人生をどう生きていきたいか、未来にどうなっていたいか、それを実現させるも、させないも、あなたの思考次第です。

つまり、思考ファースト! あたりまえのようですが、メチャクチャ大切なことです。

考える前に行動しろ、とか言われても、普通の人には難しい。やっぱり思考を変えることが一番です。人生は思考ファーストで!

どうしたら「思考のクセ」を変えられるのか、その方法については、拙著『パン屋ではおにぎりを売れ』で紹介しています。

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柿内 尚文(かきうち・たかふみ)
編集者

1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。ぶんか社、アスキーを経て現在、アスコム取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本やムックの累計発行部数は1300万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。現在は本の編集だけでなく、編集という手法を活用した企業のマーケティングや事業構築、商品開発のサポート、セミナーや講演など多岐にわたり活動。著書に『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(共にかんき出版)がある。