管理職に必要なことは、自己コントロール
働く女性のうち管理職になりたいと考える女性はいまだ4割にも満たないのが現実だが、実際に管理職になった女性たちは日々努力を重ね、成果を追求し続けている。そのために行うべきことのトップに挙がったのが「自己の感情コントロール」だ(Q1)。すべての役職で、チームマネジメントのためにもっとも大切な要素といえる。次に「健康管理」が挙がったことから、多くの管理職は、部下のマネジメント以上に、自身をコントロールすることのほうが大切だと考えているよう。
アンガーマネジメントだけでなく、あらゆる感情、自身の健康に至るまでコントロールできるリーダーが、仕事の成果を生みだすとわかっているのだろう。それを裏付けるように、女性管理職の振る舞いで「イヤだな」と思うことを問うと、「人前で感情的になる」(Q2)がトップに挙がった。感情的に声を荒らげたり、泣いたりするリーダーは、部下の信頼を失い、チームの士気は一気にダウンする。よりよい環境をつくり、最大限の成果を得るために、感情コントロールはリーダーにとってもっとも必要なスキルだと多くの経験から学んでいるようだ。