課長職以上に組織力を高め、部署を俯瞰ふかんして見る力が必要

より役員・経営者サイドに近い立場となり、部としての成果を上げることが求められる部長・次長クラス。部長職になって大切だと思ったことをたずねると(Q1)、9割以上の回答を得てトップに挙がったのが、課長職同様「部下との接し方・チームビルディング」だ。部下と近い距離に立つ課長以上に部長たちはチームビルディングの大切さを挙げている。

部長のスキル

4位に挙がった「業務改善・風土改革などの環境づくり」が、課長職の結果より約10ポイント多いことから、より働きやすい環境づくりもチームビルディングの一環として注視しているよう。ただ、その他の回答として「平常心」や「忍耐力」が挙がっていることから、部長職には精神的な強さが必要となる場面が多いのだと推測できる。

幸福度を見ると(Q4)、課長職に比べて不幸だと感じる女性が減り、幸福度が7以上と答える女性が増え、課長より部長のほうがより心が安定するといえそう。試行錯誤した課長職から、責任の重い部長職へとステップアップしたことで、リーダーとしての強い自信が芽生え、より仕事がおもしろくなっている様子が目に浮かぶ。