新型コロナウイルス感染防止対策で、働き方が多様化されるとともに「何を買ってどう着るか」というビジネスファッションの正解にも変化が現れてきました。複数の部下を持つリーダーとして、その場にあったセンスのいい装いをするには? 今月はきちんと感と同時に着心地も重要視したい在宅ワークにおいてのNG/OKファッションについてです。
Place of work. Hands on laptop keyboard
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Poike)

意外と気になる! オンライン会議での装い

まだまだ続きそうなコロナショックで、働き方が大きく変わってきています。全国的な緊急宣言をきっかけにリモートワークが一気に増え、事態が収束してからもオンライン上でのやり取りが重要になる予感です。それに伴い、家で仕事をする際にはどんな装いをすべきか、という常識も徐々に変化しつつあります。今この非常時ではそんなこと言っていられない、と感じるかもしれませんが“対面”での仕事がパソコンの画面上にも波及するこれからのことを考えれば、仕事への姿勢同様、大切になってくるのが在宅ワーク時の装いセンスです。

在宅ワークが“一日中家で作業をする”ということを意味するのであれば、自分なりに気合いの入る服でかまいませんが、クライアントとの打ち合わせをはじめ、社内メンバーでオンライン会議をしたり、部下とビデオ通話をするといった管理職は少なくないはず。そんなとき、部屋着はおろか、あまりにもカジュアルな服装では自分も周りも調子が狂ってしまいます。

“そのとき何を着ているか”は、自身の気持ちにも、そして相手の気持ちにも大きな影響を与えます。リラックスして気負いのない意見を聞きたいときにはいいのかもしれませんが、在宅ワークでも会社にいるときと同じように成果を上げたいのであれば、カジュアルすぎる装いは逆効果でしょう。

言わずもがな、ここぞとばかりに露出が多いトップスや派手なアクセサリーの重ねづけなども厳禁です。