東邦大学医療センター大橋病院眼科診療部長・教授・医学博士●富田剛司
ところで緑内障の治療は、失われた視野や視力を回復させることではなく、内障の進行を抑え、視野や視力の悪化を防ぐことを目的に行われる。つまり緑内障は一方通行の病気で回復は期待できない。
治療の方法について東邦大学医療センター大橋病院眼科診療部長の富田剛司教授が解説する。
「大きく分けて、目薬による薬物療法、外科手術、レーザー手術がありますが、治療の考え方はみな同じです。緑内障はいわゆる眼圧と視神経の耐性とのせめぎ合いで起こりますが、眼圧に対して視神経を強化する方法はありません。眼圧を下げることに絞って治療することが現時点では最善の方法です。幸い、眼圧を降下させることで大きな治療効果が得られますから、正常眼圧緑内障でも当然ながら眼圧を下げる治療を行います」
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(矢木隆一=撮影)

