2009年6月1日、ゼネラル・モーターズ(GM)が日本の民事再生法にあたるチャプター・イレブン(連邦破産法11条)の適用を申請し、経営破綻した。負債総額1728億ドルは世界の製造業で過去最大の規模だ。
この世紀の倒産劇を、GMが世界最大最強を誇っていた60年前から予見していたのがピーター・ドラッカーである。ドラッカーがGMの未来を予見できたのはなぜか。理由の一つは、自らの手で徹底的にGMの内部調査を行ったことである。
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(構成=小川 剛)

