仕事は「すぐ」やるのが鉄則だ。しかし、賢い「先送り」によって、仕事がはかどり組織で生き延びることができる場合もあるのだ。

進化生物学に学ぶ

「先送り」はどちらかといえばネガティブな言葉である。しかしその一方、ポジティブな面もなくはない。例えば、火事場の馬鹿力となるケースがある。先送りの連続で、デッドラインは目前。もう猶予はない。もし、それさえも先送りすれば、アウト。そんなタイミングでこそ力を発揮できる人もいる。

Active procrastination(積極的先送り)という言葉がある。追い込まれて先送りするのではなく、あえて自分を追い込むのである。