年収1000万円以上でも貯蓄100万円以下という家庭は意外と多い。「メタボ家計」の弱点はどこにあるのか。実例をもとに検証する。

数多くの家計簿を拝見して感じるのは、所得の高い家庭ほど、貯蓄が充分にない傾向があること。年収が1000万円を超えているのに貯蓄が100万円以下ということもよくあります。

その理由は、家計にメリハリを付けられないから。健康のために食事に気を使い、子供には最高の教育を受けさせ、家族が幸せに暮らすマイホームも欲しい――。どれも大切ですが、すべてを満たすのは困難です。