見直すタイミングと落とし穴

昨春からはじまった電力自由化に続き、今年4月からは都市ガスの自由化がはじまる。かつての電力会社と同様、これまではガス会社も管轄地域で独占的にガスを販売できたが、自由化後は他の業者も自由に参入でき、任意で料金を設定できる。

しかし、土地と発電設備さえあれば参入できる電力市場に対し、ガス市場に参入するには都市ガスの原料となる天然ガスを調達しなくてはならない。そのほとんどは輸入に頼っているため、新規参入できるのはすでに発電用に大量の液化天然ガスを持つ電力会社や石油会社、鉄鋼会社が中心になる。

なかでも電力会社は、ガス会社のもっとも手ごわいライバルになるだろう。ガス業界トップの東京ガスが年間1200万トン輸入している中、東京電力は年間2500万トンと国内トップの輸入量だからだ。