▼レッスン2:「手がかりノート」を作成する

「仕事で必要になる情報すべての『ありか』さえ記憶していれば、上司やお客様からの質問に即応できるし、プレゼンや資料作成もスピーディにこなすこともでき、社内での評価は確実に上がります。そのための必須アイテムが『手がかりノート』の作成です」と山口氏はアドバイスする。

「手がかりノート」とは、自分にとって重要な情報の「ありか」を記録するノートのこと。「これさえ開けば、自分がその時々で必要とする情報がたちどころに入手できる」というノートをつくるのだ。

「資格試験の勉強なら『これ一冊を覚えればいい』というテキストがありますから、『手がかりノート』を作成する必要はあまりありません。でも、大半の仕事ではそういうテキストは存在しないので、『手がかりノート』をつくる必要があるのです」(山口氏)

山口氏の経験上、「手がかりノート」をつくると、つくらない場合と比べて情報の「ありか」を探す時間が8割カットできるという。しかも山口氏の場合、ことあるごとに「手がかりノート」をざっと見返していたので、ノートを開いて探す時間がさらに短縮できていたそうだ。