熱い登壇者に負けない熱気が会場にもありました。なによりも、告知から2時間で満席となったことから、この問題に対しての関心の高さが伺われます。

フォーラムの熱気をそのまま一億総活躍国民会議にて、動画で伝えられたらいいのですが、発言時間は2分なので、そうもいきません。さまざまなデータを資料としてすべてセットし、いよいよ本番。多くの人から渡されたバトンを政府に示すときです。何回も練習しました。プレゼンの全文はブログに記載しましたので、そちらでお読みいただきたいのですが、ポイントはみなさんの声であるデータです。

それをもとに「問題構造に対し、最も少ない資源で解決できるポイント、負のサイクルを正のサイクルに変えるテコの原理をレバレッジポイントと呼びますが、まさに一億総活躍の正のサイクルへのレバレッジポイントは長時間労働に上限を入れることです。予算もかかりません」と、レバレッジポイントの概念図を示しました。レバレッジポイントはすべて「長時間労働是正」であることを「少子化」「女性活躍」など、何枚かの図を用意して、説明しました。

長時間労働是正が少子化にもたらす効果

「個人は子育ての時間、家族との時間、勉強し成長する時間、恋愛や結婚をする時間をえることができる。配偶者が長時間労働でなくなれば、女性も労働市場に参画することができ、家計にとって1億から2億以上の増収となります。企業は時間をとられるのではない。時間あたりの高い成果、ダイバーシティによるイノベーション、高い競争力を得られます。良質な人材確保と、利益と、将来の市場を作る少子化にも貢献できます。一億総活躍の特効薬は『長時間労働にふたをする』ことです。予算もかかりません」