バランスの良い事業別売上高

セグメント情報には事業部ごとの売上と営業利益が開示されています。まずは売上高について見てみましょう。

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事業別売上高割合(グラフは編集部にて作図)

2014年3月期の連結売上高6兆5025億円のうち、最も大きな割合を占めているのが電力・社会インフラの1兆7118億円であり、その次が電子デバイスの1兆6029億円。それからコミュニティ・ソリューション1兆3016億円、ライフスタイル1兆2514億円と続きますが、4つの事業の規模に大差はありません。事業ごとの売上割合をグラフに示すと次のようになります。4事業で全体売上の9割を稼いでおり、大きな偏りはなくどの事業からもバランスよく収益を得ていることが読み取れます。

それでは利益はどうでしょうか。売上は事業の規模をはかる目安となりますが、真の収益力を知るうえで大事なのは利益です。