マネージャーというプレッシャー

ジュピターショップチャンネルは5年半です。最後は、このままここにいると少し自分の成長が鈍っちゃうかなと焦りました。それで、とりあえずコンサルタントに戻って、また成長を感じたいなと。良好な形で辞めていたので、戻るのは割とすんなりいきました。

問題は、マネージャーのポジションで再入社したことです。コンサルではマネージャーの経験がなかったので不安はありました。とくにA.T.カーニーはマネージャーがプロジェクトのすべてをデザインしていきます。マネージャーが責任を持って仮説を立て、プロジェクトを設計し、お客様との関係を作り、納期を守りながらアウトプットを出していきます。その責任を果たすのはすごいプレッシャーです。

とくに納期には一番重圧を感じます。コンサルは人件費が大半ですから納期が伸びるとコストがかさんでしまいます。たとえば、思ったほどデータが集まらず分析が間に合わないなどということは絶対にあってはなりません。ショップチャンネルに移る前にA.T.カーニーのマネージャーを見ていて、私にはできない仕事だと思っていました。

意外だったのは、マネージャーになれば自分でタイムマネジメントできるという良さです。マネージャーには精神的プレッシャーはありますが、誰かに時間をコントロールされることはありません。部下が無駄なく作業を進められるように、土日に私が仕事の設計をして月曜日に指示を出すという感じでしたね。私は平日はあまり作業を抱えないようにして、お客様への対応に集中する。そうすると、割と早く帰れる。