現代の妊活は情報戦

まずは行ってみることが一番ですが、妊娠は時間との闘いでもあります。治療は最初の6回で妊娠する確率が高いので、同じ治療を同じクリニックでずっと続けても効果がない場合、今のままでいいのか、医師と相談する必要があります。または転院してもいいでしょう。医師は患者が「卒業」と言わない限り、医師の方から「やめましょう」とは、なかなか言い出せません。治療の終わりは患者の決断にゆだねられます。最近は「治療をあきらめるためのカウンセリング」や「治療を終了した体験者の話を聞く会」なども用意されている病院もあります。良心的なメニューです。また心理カウンセラーなどが医療スタッフとは別にいる場合もあります。利用できるものはどんどん利用してください。

現代の妊活は情報戦でもあります。まずは悩むよりも産婦人科に行ってみてください。専門家からの助言が一番の情報です。35歳を過ぎていたら、すぐに不妊専門クリニックに夫婦で受診するのもいいでしょう。

また、齊藤英和先生と私の学生向けのボランティア授業「産むと働くの授業」をYoutubeで公開しています。(https://www.youtube.com/playlist?list=UUlYVEwTUg6lwJfrsQ2S-8vw

遠方の方のために誰でもこのウェブで授業を受けられるようにしました。学生向けですが、齊藤先生の「妊娠と卵子」についての講座はとてもわかりやすいので、ぜひ興味のある方は一度見てくださいね。

教科書は『「産む」と「働く」の教科書』(白河桃子・齋藤英和)。講座のフェイスブックページ(https://www.facebook.com/goninkatsu)では、受講後の理解度チェックテストもあります。