書籍のおすすめはコレ!
6)書籍
書籍はジャーナリストが丁寧な取材をしたものを一冊ぜひ読んでください。渦中にいるとわからないことも、外からの冷静な目線の助けを借りて見ることができます。おススメは『産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃』(NHK取材班)、『卵子老化の真実』(河合蘭)。そのほか、柘植あゆみさん、小林美希さんなどの著書は読み応えがあります。またちょっと古いのですが『エンブリオロジスト』(須藤みか)も体外受精のイメージや実態が非常によくつかめる本です。
専門家が書いたものでは、『男性不妊症』(石川智基)、『生殖医療と家族の形 先進国スウェーデンの実践』(石原理)などがおすすめできます。
7)テレビ・新聞
やはりテレビの威力は非常に大きく、「妊活」という言葉や「卵子の老化」について、広く知られるようになったのは2012年のNHKの番組「産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃」の功績が大きいでしょう。やはり丁寧に取材されたドキュメンタリーとその情報量においてはNHKが圧倒的。必見です。
新聞ではこの分野をリードしているのは、唯一医療専門の取材班がある読売新聞です。国内外での卵子提供や代理出産などの最先端情報について、取材に基づいた情報が充実しています。
8)役立つ携帯アプリ
女性の体調管理に役立つ「ルナルナ」は400万人の利用者がいるアプリ。生理予定日や妊娠しやすい時期、しにくい時期などもわかります。「カラダのキモチ」はスマホをかざすだけでオムロンの基礎体温計の測定データを取り込みグラフ化できます。
9)口コミ
公的な情報には正確さがありますが、一般化されています。実際に治療が始まると、ピンポイントな情報、つまり「どこのクリニックが良いのか?」という情報が一番必要となるでしょう。やはり友人からの口コミや、実際に受診して、医師やクリニックの方針と相性が合うかどうかが重要です。地方では難しいのですが、東京ならいくらでもクリニックはあります。高いお金を払うのですから、高い買い物をするのと同じぐらい、しっかり吟味してください。
ウェブでも口コミの評判をチェックすることができます。見るべきところは「良い評判」と「悪い評判」の両方です。ウェブ対策の専門家がいれば、グルメ情報と同じく良い情報をたくさん出すことは簡単。バランスのとれた情報収集をしたいところです。