休んでいるのに疲れがとれないときには、どうしたらいいか。心理カウンセラーの下園壮太さんは「一日の回復量は、『睡眠で回復した分』から『日中に消耗した分』を引いた差で決まる。『休んでいるのに回復しない』状態のときは、『おうち入院』が効果的だ」という――。

※本稿は、下園壮太『休めない呪いを解く メンタルダウンを防ぐ戦略的プログラム』(大和出版)の一部を再編集したものです。

窓辺で本を広げ窓の外を眺める女性
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「回復の差し引き」という冷徹な計算

どれほど休めばいいかは、単に「時間」の話ではありません。今どれだけ疲労をため込んでいるかという疲労の蓄積度と、休みの一日でどれだけ回復できたかの回復量により算出できるのです。

ある人が、「職場は休み、睡眠はとりました、癒し系もやっています」と言うのですが、それでもなかなか回復できないと悩んでいます。それは、回復の公式の答えが、まだプラスになっていないだけなのです。

ここで、効果的な回復のための戦術パッケージ、「おうち入院」を紹介しましょう。

なぜ休んでいるのに回復しないのか。その理由は、一日のエネルギー収支を計算すれば一目瞭然です。基本はとてもシンプルです。

一日の回復量は、「睡眠で回復した分」から「日中に消耗した分」を引いた差で決まりました。

会社を休みました、というAさんのエネルギー収支の推移を見てみましょう。

しっかり眠れていれば、その分、疲労は回復します。しかし、日中に活動をすると、回復したエネルギーを使ってしまいます。その差が、その日の実際の回復量になります。これが基本形です。