株で資産を増やしたいが難しそうで手が出せない、という人は多いだろう。経済評論家の頼藤太希氏は「株式投資で値上がりする銘柄には共通点がある。それを理解して銘柄選びをすれば、中長期で資産を2倍、3倍にするのは難しくない」という――。
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中長期で2倍・3倍になる銘柄の共通点

株式投資では、資産を2倍・3倍・10倍などと増やせる可能性があります。一方で、値下がりする銘柄を掴んでしまうと資産は減りますし、投資先が破産したとなればお金を一気に失う可能性があります。

株式投資で値上がりする銘柄の条件はいろいろ考えられますが、ひとつに集約すると「みんなが欲しいと思う銘柄」です。

英国の経済学者ケインズが株式投資を「美人投票」にたとえた話は有名です。美人投票で誰が選ばれるかを当てたいのであれば、自分が一番美人だと思う人を選ぶのではなく、「みんなが美人だと思う人」を選ぶ必要があります。株の銘柄選びもそれと同じで、自分が一番欲しい銘柄よりも「みんなが欲しいと思う銘柄」を選ぶ必要があるというわけです。

みんなが欲しいと思う銘柄はどんな銘柄かというと、これまでも成長し、今後も成長性のある銘柄、つまり「中長期で大きく値上がりする銘柄」となります。成長性がない銘柄を欲しい人は絶対にいない、とまではいいませんが、まずいないですよね。

配当金を継続して払ったり、増配を行ったりするためにも事業の成長が欠かせないでしょう。

中長期で2倍・3倍になる株式銘柄の共通点には次の3点があります。

(1)10年後、20年後も必要であり続けるか

企業が提供する商品・サービスが、10年後、20年後も必要であり続けるかを考えましょう。たとえば、人口問題や食料問題、資源問題などの解決を手がける商品・サービスは今後も有望です。「農業」「健康」「ヘルスケア」「美容」「医療」「ゲーム」「観光」といったテーマのニーズも普遍的でしょう。社会情勢の潮流に乗り、かつ今後も必要とされる商品・サービスを提供している企業には成長性があります。

(2)生活を豊かで楽しいものにしているか

生活を豊かで楽しいものにする商品や役に立つサービスは、いつの時代も変わらずに売れ続けます。まずは自分自身が「利用したい」「便利」と思える商品・サービスを提供している企業であるかどうかがヒントになります。

「消費者目線×株式投資」で商品やサービスを見て、長期的な成長の源泉があるかを分析しましょう。

(3)参入障壁の高い強みや成長・進化し続けるDNAがあるか

他社にとって参入障壁の高い、真似できない強みがひとつでもある企業は、成長の余地があります。たとえば、ある分野の商品・サービスのシェアが高い、特許を持っている、規模の大きいプラットフォームを持っているなどの特徴がある企業には成長性があります。また、人材育成、研究開発、設備投資、M&Aなどを行い、成長・進化し続けるDNAのある企業、未来に投資している企業も成長性の高い企業だといえます。

上記である程度絞り込めたら、次に数字(ファクト)で確認する作業に入ります。