夢はジャンボ旅客機のパイロット
高校生の頃は、ジャンボ旅客機のパイロットになりたいと思っていました。そのためには宮崎市にある航空大学校を卒業し、航空会社に就職する必要があります。現在では女性のパイロットもいますが、当時は男性だけに許された職業でした。運輸省(現・国土交通省)まで1人で出かけて「合格したら航空大学校に入学させてほしい」と交渉したところ、「航空大学校は、全寮制であり、女性の受け入れはできない」と断られました。「自家用飛行機の免許を取得すればいい」とも勧められましたが、私が憧れ目指していたのは、何百という人を乗せて飛ぶジャンボ旅客機でした。
「たとえ試験で合格しても、受け入れることはできない」と言われていたにもかかわらず、受験だけはすることができました。実際の試験結果は、今となってはわかりませんね。
パイロットの夢は叶いませんでしたが、飛行機が好きだったので、世界中を駆けまわる職業に就きたいと漠然と思っていたのが、外資系企業を選んだ理由の1つです。