「勉強」と「学習」の決定的な違い

私はよく、保護者の方に「勉強と学習は違うんですよ」とお話しします。

「勉強」という言葉は、させられるもの、少し嫌なものというイメージが強くありませんか。家電量販店で店員さんに「もうちょっと勉強してよ」と言うとき、それは「もっと知識を増やして」という意味ではなく、「もっと値段を安くしてよ」という意味ですよね。言葉の成り立ちから見ても、「勉」は「つとめる」、「強」は「いる」と書きます。つまり「勉強」とは、「気が進まないことを、勉めて強いる」ニュアンスを含んだ言葉なのです。

一方で、「学習」の「学ぶ」という言葉の語源は、「まねぶ(真似ぶ)」だといわれています。「真似をする」行為の根っこには、必ず「あこがれ」があります。「お母さんみたいに料理ができるようになりたい」から、おままごとで真似をする。「憧れの選手みたいに活躍したい」から、フォームを真似する。「歌の上手なアーティストみたいになりたい」から、歌い方や表情を真似してみる。