70%の正確性で十分伝わる

1つめのコツは、100%正確に表現することを目指すのではなく、「70%伝わればOK!」と割り切ること。これは極めて有効な心構えです。

僕のような純ジャパ(日本生まれ日本育ち)の場合、英会話はこんなプロセスで成り立っています。

① 話したい日本語が頭に浮かぶ
② それを英語に翻訳する(頭の中で英作文)
③ 口に出す

例えば、「彼はギターを弾きます」と言いたいならHe plays the guitar.でOK。ここまでは問題ありませんよね。でも、「彼女は獣医さんです」と言いたくなった瞬間……、

「えっと、“獣医”って英語でなんて言うんだっけ……?」

思い出せない……。確かvから始まったような……

頭が止まる

会話も止まる

これだとコミュニケーションにならないですよね。

小学生に説明するつもりで言葉を選ぶ

このときの考え方のポイントは、「小学生に説明するつもりで言い換える」ということです。小学生には100%というよりは、重要なポイントだけを伝えればいい、という発想に自然になるはずです。

例えば、“獣医”を知らない小学生には「動物のお医者さん」と説明しますよね。英語でも同じで、animal doctorで十分通じます。

ゴールデンレトリーバーを検査する獣医
写真=iStock.com/gorodenkoff
※写真はイメージです

もちろん、正確にはveterinarianやvetといえますが、それは難関大学の入試にもほとんど出てこないような大学教養レベルの単語です。実際、veterinarianを使っても、アメリカ人やイギリス人には通じても、英語が母国語ではないアジア人などには伝わらない可能性が高いんです。

それなら、animal doctorのような中学レベルの英単語を使った表現が、より多くの人に確実に伝わります。

このように言い換えることで、あなたは会話を止めずに済みますし、相手もあなたの意図を確実に理解できます。まさに一石二鳥。

英語を勉強しているのに英会話が苦手な人には、かつての僕のように、「一言一句、正しく伝えたい」という気持ちが強い人がいるようです。

でも、日常会話でそこまでの正確さは必要ありません。まずは「ざっくり伝わればOK」という考え方に切り替えてみてください。