「現役」から「黄金時代」へ

①第1期「現役バリバリの時代」(45〜59歳)

まず第1期の45歳から59歳までは「現役バリバリの時代」。なんだかんだいっても、仕事中心に働かなければならない。もちろん趣味を楽しむこともあるだろうが、時間的にも労力的にも人間関係的にも、仕事を頑張ることが求められる。

②第2期「黄金時代」(60〜74歳)

続いて第2期の60歳から74歳までは、「黄金時代」と呼ぶべき人生最高の時期である。

第1期に比べて総じて仕事は楽になり、自身の自由時間も増えて、家族に対する扶養ふよう義務も以前よりは軽くなる人が多い。取材する側から見ていると、この時期を楽しまないなら、いつ楽しむのだという期間である。

定年後の働き方は「大半が継続雇用」

第3期の説明をする前に、定年後の働き方について少し考えてみたい。60歳の定年後に雇用延長で働く、再就職や独立・起業をするなど、働き方は人それぞれだ。ただ実際には、会社員のほとんどが雇用延長という道を選んでいる。

60歳定年企業における定年到達者の動向を見ると、実に87.4%が「継続雇用者」である。「継続雇用を希望しない定年退職者」は12.5%に過ぎない。なお残りの0.1%は「継続雇用を希望したが継続雇用されなかった者」である(出典:厚生労働省 令和5年「高年齢者雇用状況等報告」)。

60歳まで働いて再雇用された場合は、仕事の負担は軽くなる場合が多い。給与が下がったり、かつての部下が上司になったり、責任ある仕事を任せてもらえないことをストレスに感じる人も少なくないだろう。