「失敗させない」が思考力とやる気を奪う

② アドバイスが多く、指示も細かすぎる

「部下を失敗させたくない」と思うあまり、過剰に口を出してしまうリーダーも少なくありません。しかし、これは部下の“考える力”を奪ってしまう大きな要因になります。

事例
食品会社の企画部の田中課長(女性・45歳)は面倒見がよく、部下の成長を心から願っています。ただ、提案書の作成を任せると、細部にわたり逐一チェックを入れ、「ここはこう直して」「この順番に変えて」と具体的に修正指示を出してしまうタイプ。

入社3年目の中堅社員・佐野さん(男性・28歳)は当初「学びが多い」と感じていましたが、次第に「どうせ自分で考えても直される」と思うようになり、指示を待つ姿勢に変わってしまいました。結果、田中課長の負担は増え、佐野さんの自主性は育たないという悪循環に陥りました。