同期と不満を言い合っても決断はできません。ナナメ上のメンターにダメ出ししてもらい、変化のきっかけになってもらうのです。

私は社外で、尊敬しているある人をメンターと仰ぎ、相談にのってもらっています。役員クラスになると上司は社長しかいませんし、役員同士で相談しても意味がありません。互いにライバルでもあるから、ざっくばらんに何でも話すというわけにもいかない。ナナメ上の先輩なら、あらいざらい話して、「どう思いますか」とストレートにアドバイスを求めることができます。遠慮なくダメ出しもしてくれます。上司も同期も言ってくれないような厳しい一言に「オレってなんて小さいヤツだったんだろう」とはっとさせられることもしばしばです。

こうしたメンターを社内、あるいは社外に何人かもっていれば、「なぜ認められないのか」とひとりでくすぶっている不毛な時間が減るでしょう。

他の人よりずっとよくやっているのになぜ評価されないのか?

 認めてもらえないという不満のひとつに、「ライバルと比較して」という要素が入ってくることもあります。「自分の方が数字を出しているのに、なぜ評価が低いのか」というわけです。そういう人は、まず「成果=売上」という考え方を改めてください。いかに成果主義を取り入れている会社でも、成果を売上だけで判断する所は少ないでしょう。顧客満足度やチームへの貢献度、上司があなたに寄せる期待値、そうしたものを加味したものが成果なのです。

売上以外の何を成果と考えるかは、会社によって異なりますが、サイバーエージェントでは「スタッフからの信頼」も成果だととらえています。だから「数字を出していればいいじゃないか」という姿勢は、弊社では「間違い」です。同じ売上をあげていても、社内でサポート業務に徹してくれているメンバーや、連携している他部署のメンバーから信頼されなければ、総合的な評価は落ちます。