「ヨガのあとに般若心経を唱える」独自メニュー
毎朝、ヨガの瞑想を終えたら、私は『般若心経』を読んでいます。
この流れは誰かに教わったわけではなく、私が自分で考案した独自のメニューです。私のなかでは、ヨガの瞑想と般若心経はひと続きになっています。
ヨガと般若心経がどう関わっているのか、私にはわかりません。ヨガも般若心経も、もとを正せばインドにルーツがありますから、どこかで関わりがあるのではないでしょうか。
私が実践しているヨガの創始者である佐保田鶴治先生も、『般若心経の真実』という本をお書きになっています。
瞑想では、気持ちを鎮めて自分を“無“の状態に持っていきます。そして般若心経では、すべては“空”であるという教えをひたすら唱えるのですから、私にとってはほとんど同じものなのです。
般若心経の唱え方は、会社の禅寺研修で20年ほど通い続けた「黄檗宗萬福寺」というところで教えてもらいました。
般若心経の唱え方には、さまざまなスタイルがあるようですが、私は研修で教わった唱え方が身についています。それは10分くらいかけて、ゆっくり唱えるやり方です。
声をゆっくり出すことで、呼吸も大きくなりますから、身体の隅々までエネルギーが満ちあふれる感じがしてきます。
なぜ続けられるのか
ヨガも般若心経も「よく長いこと続きますね」と感心されることがあります。ヨガをやり般若心経を唱えると気持ちがよくて心が鎮まり、新しい一日のスタートを切るのにふさわしい清々しい気分になります。
ヨガも般若心経も気持ちがいいから、自然に続けられるのです。そして一度、習慣になってしまうと、やらないと気持ち悪くなります。
ですから、毎日飽きもせずに続けられるのでしょう。