水事業はまさに「自転車操業」

中国では古くから南北の水格差が深刻な問題とされてきた。その解決策として毛沢東時代から構想された「南水北調プロジェクト」は、長江の水を北部へと運ぶ世界最大規模の水利事業である。

それでも北部の慢性的水不足は改善されておらず、中国の水事情はぎりぎりの「自転車操業」で維持されている。

中国の農業や工業の中心である華北平原では、地下水の過剰汲み上げが続いており、地盤沈下と砂漠化が止まらない。すでに北京や天津では都市用水の80%近くが地下水に依存しており、枯渇寸前との警告が何度も出ているという。