声優から俳優へ、ツダケン54歳のブレーク
津田健次郎の起用について、「あんぱん」統括プロデューサーの倉崎憲は「津田さんが醸し出す人間の色気にひきこまれ、東海林役とリンクする部分がありました」と語っている。それまで主に声優として活躍してきた津田は、2020年の朝ドラ「エール」で語りを担当したことで俳優業での活躍が本格化した経歴を持つ。
東海林のキャラクターは、闇市にて泥酔状態で、のぶを高知新報にスカウトしたものの、まったく覚えていなかったり、適当な発言で部下にツッコミを入れられたりと、年長者としての威厳はない。それでいて、戦後に価値観がひっくり返った世の中の変化を鋭くとらえ、新聞や雑誌というメディアが求められる役割を追求する熱さはある。
ここまで嵩の伯父役の竹野内豊から、のぶの夫役の中島歩と、名言を発する良い声、いわゆる“イケボ”のリレーがあったが、そのイケボ枠バトンを受け取りつつ、名言に加え、テキトーなキャラクターで笑いもとる緩急ある芝居が魅力だ。
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