学校は、「特別支援学級病弱教育部門」に転校になった。それまで通っていた公立の小学校に、オンライン授業の交渉もしたが、そこまでの対応ができないとのことだった。担任の先生は、「いつでも戻ってきていいよ」という意味を込めて、卒業まで教室に席を確保してくれたが、そこに座ることは叶わなかった。転校したといっても、クラスメートがいるわけではない。病室に1日90分、週3回、先生がきてくれて勉強をした。
学校の勉強に加え、中学受験は、病気になる前から目標を定めていたことだ。入院が延長されるたびに「受験は難しいかもしれない」と医師に言われたこともあったが、病気のせいで諦めたくなかった。それまで通っていた塾ではオンライン対応ができないと言われたこともあったが、母親がオンラインで病室からでも受験勉強ができる塾や先生を探してくれた。
受験できる学校を探すのも大変だった。受験や入学後の授業の対応が十分でないところも多かった。だが、もともと第1志望と思っていた学校は、受験の時は他の受験生とは別の教室で個別対応してくれ、内申書の出席日数が足りない部分も配慮して評価してくれるとのことだった。彼は言う。
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当記事は「AERA DIGITA」からの転載記事です。AERA DIGITALは『AERA』『週刊朝日』に掲載された話題を、分かりやすくまとめた記事をメインコンテンツにしています。元記事はこちら


