ヒットのカギは「ヨーロッパの目」

ラングラー以外にも、ジープには「レネゲード」というヒット車種がある。こちらはジープでもっともコンパクトな車種であり、ホンダのヴェゼルなどと同程度のサイズ感なので、日本でも取り回しに困る場面は少ないはずだ。主力グレードの排気量は1.5リッターを下回り、自動車税も安く済む。

「日本でも苦労せず乗れるアメ車」というと意外に思えるが、実はこのレネゲード、イタリアのフィアットと共同開発されたモデルであり、ある意味でアメ車メーカーの命運を象徴する存在ともいえる。

当時ジープブランドを統括していたのは、かつてアメリカの「ビッグスリー」とも呼ばれたクライスラーだった。しかしリーマンショックを引き金とする経営難により、フィアットへの統合が進み、2014年には完全子会社となる。