夜型は“怠惰”ではない

「朝ぐらいちゃんと来い」「いつまで学生気分でいるんだ」と言われた経験はないでしょうか? 朝がつらいのは生活態度や意欲の問題という見かたは、いまも根強くあります。けれどクロノタイプ(編集部注:個人に備わる体内時計の特性)が夜型、超夜型の人にとって、朝はつらいもの。がんばって早く寝ようとしてもメラトニンの分泌ぶんぴつ開始が遅く、早寝できません。

朝もコルチゾールの分泌量がなかなか増えず、脳が覚醒しないまま。がんばって起きて出社しても、午後になるまで思考がシャキッとせず、仕事が進まないこともしばしばです。