ものとしても値段としても重くならないように

「相手との関係性によって、手土産の中身は自然に変わります。たとえば『初めまして』の方なら、『これからどうぞよろしくお願いします』という始まりのご挨拶でもあるので、ものとしてもお値段としても重くならないようにします。うちの商品でいえば、『花ふきん』と番茶をセットにしてお持ちすることが多いです」

ふきんとお茶で、2000円ほどの手土産になる。しかもふきんといっても、ただのふきんではなさそうだ。

蚊帳かやに使われる、目の粗い薄織物で出来たふきんです。もともと蚊帳は奈良が一大産地でしたが、家庭では網戸やクーラーの普及によりその座を取って代わられ、日常で見ることは少なくなりました。今ではエアコンの裏ネットやハウス栽培の防虫ネットなどの産業用として使われています」