コンサートは3万円S席小さい孫にはミキハウス

東京都北部の分譲マンションで夫と2人で暮らす70歳のアヤカさん(仮名)。年金を受け取り始めてから、「定年以前には考えられなかった」贅沢をする余裕が生まれたという。

「現役時代はスーパーでマグロの中トロや国産和牛なんて絶対に買ってきませんでした。でも、今ではなるべくお金を使おうと思って、思い切って買っています。食べる量が減ったというのもあるんですけどね。食事のグレードは随分上がったと思います」

皿に盛られた生の牛肉
写真=iStock.com/years
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夫の年金受給額は企業年金なども合わせて月額約28万円。アヤカさん自身も国民年金と厚生年金で月額16.5万円を受け取っており、世帯収入はおよそ44.5万円。それだけではない。

「80歳までですが、個人年金保険で月に約25万円を受け取っています。たまたま金利が高い時期に契約していて、よかったんです」

個人年金保険も合わせれば、月々の不労収入は70万円近くになる。

アヤカさんと夫の収入と資産

「ただ、年を取ってくると、なかなかお金を使う場所がないんですよね。以前は中国が好きで、北京や洛陽、上海に海外旅行に行ったりもしました。ただ、コロナ以降はパッタリと行かなくなって。最近だと、コンサートは比較的お金を使うかな。クラシック音楽が好きで、辻井伸行さんのコンサートは3万円のS席を購入して聴きに行けました。あとは、沢田研二さん。ジュリーのライブはなかなか当たらないんですよね。昨年はなんとか2回行けました」

ほかにも小田和正や竹内まりやのCDをためらわず購入するなど、「定年になって気が大きくなった」とアヤカさんは笑う。都内で暮らす子供の家族にも、惜しみなくお金を使うという。

「上の子の家に、2人の孫がいるんです。生まれて間もない頃はミキハウスの服を買ってあげていましたね。最近は、私はなんだかわからないブランドの服を欲しがったからプレゼントしました。自分たちが着る服よりも高い服で。ちょっとびっくりですよね」