自力で脳のコントロールを試みる
私は右脳が壊れて左側に運動と感覚機能障害が残った。しかし言語を司る左脳が言葉を編み出し、健常である右手で、このようなことも書き記すことができている。
左の手足が不具合になり、初めは歩行するのも難しい状態であった。
それからのリハビリが、まずは歩くことに傾注したのは当然だろう、しかし、脳を傷つけ臆病になっていた私がずっと恐れていたのは、かろうじて繋ぎとめた「意識」がいつかどこかに持っていかれてしまうのではという不安であった。意識を失うこと、自分がわからない状態になること、認知症など大仰なことでなく、ただただ日常でうっかりしたり、思わず失態したりする意識のことである。
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